2008年9月19日
ドルが不足?
今日の新聞一面は刺激的な見出しでした。
日米欧中央銀行による19兆円の米ドル資金供給。
しかも、日銀のドル市場供給は初めてと。どえらいことになってきているような気がします。
で、日銀のオペは年末までに500億ドルと・・・・。
うーーん、日銀は500億ドル分のドル紙幣を持っているのですね・・。
この状況を見るに、市中のドルCASHが不足していると個人的に考えてしまうのです。
ドルの現金がない、足りない・・ということのような気が・・・。
なぜか・・?
庶民である土地家屋調査士佐原法人が考えるに・・・
アメリカの産業が物造り、技術開発を後回しにしマネーゲームに走った。
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金融工学を駆使した実体のないペーパーマネーが氾濫。
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差入れ金、証拠金、元本は「ドル」。
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レバレッジを利かせた取引。
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バブルの崩壊とともに元本以上の負債。
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ドル建てで行っていた取引はドルで返済しなければならない。
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実態以上のドルが必要になってきた。
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よってドル不足。
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ドルの供給が必要。
こんな感じでしょうかね。
ほかにも、サブプライムローンによる金利の上昇で返済不能
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不動産の下落
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返済不能
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不良債権
いろいろな要因が組合わさっての結果ってことですかね。
ドルの供給が必要ってことはドル不足?
需給のバランスから考えると不足している物は値段が高くなるってことですよね。
ということは、今後はドルも高くなるということかも?
確かに日本のバブル崩壊後も円が79円台まで高くなったことを覚えています。
当時を振り返ると・・
バブル経済崩壊 → 自国通貨の上昇 = 不況
しかし、世の中の経済学者、アナリストなどはドルは80円まで下がる。
いやいや60円まで下がるなどと言っておられる方もみえますね。
確かに、市場に19兆円もばら撒けばだぶつきますよね。
であればドル安かあ。世の中の風向きもドル安のようですし・・。
でも、こんなときって結構反対に動くのが相場だったりするんですよね。
さて、個人的にドルはロングポジションとして考え、5年後にこのブログを見ることとしましょうか。
恥ずかしい思いをするか、すごいとなるか・・。
ドル円建てで貿易を考えると日本国内の物価は・・
ドル高になると、物価高、自動車などの輸出は○。
ドル安になると、物価安、原油などの輸入は○。
いずれにしても為替の急激な変動は好ましくないということのようですね。
だから、中央銀行の介入ってことなのですかね。
自分で納得してしまった。
しかし、ドルはロングポジションと・・・。
今日も5日線に下支えされて、200日線の時と同じ、300日線での押し目&リバウンドの2円以上のドル高。
つづく