とうとう立会日
6月13日
今日は、かなり荒れる立会いが予想されました。
そして、幕は切って落とされた。
ゼネコンの担当者と、隣接地所有者が初めのうちは
静かに話合っていました。
しかし、隣接地所有者は、聞く耳持たずといった感じ。
折り合いはつかず平行線って感じです。
時折私の意見を求められたが、第三者としての
意見を淡々と述べた。
そこで、当該地所有者が登場。
初めのうちは、双方静かに話し合いをしていたが、
相変わらずの隣地所有者の態度と、
徐々にアドレナリンが出てきている当該地所有者、
双方の口調が厳しくなってきている。
ついには、暴言も出るようになってきた。
双方、かなり頭に来ている様子。
近隣住人も十人近く集まってきて、
これでは、収拾はつかないであろうといった感じでした。
この現場における問題点は、正直言って境界の問題ではない。
建物を建てるにあたっての反対で、
その延長線上に境界問題を持ち出してきているに過ぎない。
境界問題で言えば、現地にある境界票で問題はない。
恐らく訴訟となっても、当該地所有者側の勝利となるであろう。
そして、隣人にとってはグレーにしておかなければ
ならない理由も話を聞いていて理解できた。
しかし、第三者から見てそれは、フェアではなかった。
権利は主張するが、義務は履行しないと言った事である。
私は、境界問題の専門家であるから、
感情論は一切聞き入れないことにしている。
境界鑑定・確認についての判断が鈍るからである。
そして、報酬をもらった依頼人についても、
肩を持つようなまねはしない。
あくまでも、中立な立場として業務を行う。
しかし、今回の立会いについては少々、
依頼者の肩を持ちたくなった。
それは、境界問題と建設の反対は、
切り離して議論すべきでは?
との考え方からである。
特に今回は、その極端な例であった。
詳細を書くことができないため、
理解しにくい文章になってしまいました。
皆さん如何お考えになりますか?
ご意見がありましたら、メールにてお寄せください。
今日はこの辺で。