2004年5月17日

久しぶりの更新です。

先週、大手ゼネコンさんから境界の立会いについての依頼を受けました。
ある地域に、公的に近い施設を建設するにあたり境界杭についての、
工事着工前の隣接地所有者の境界確認、
引照点の敷設、完了後の再度の確認、といった内容でした。
よくよく、話を聞いてみると建築についての反対運動があるとの事。
それも、町内あげての運動らしいです。
それって、境界どころの話ではないような気もするのですが・・・。
それにしても、仕事とはいえ、あえて揉め事の中に入っていかなければならないとは・・。
しかし、やり遂げたときの達成感はきっと大きいことでしょう。
皆さんが納得するまでお付き合いしますよ!

不動産は誰にとっても大切な財産であり、人と不動産との間には様々な権利義務が存在し、
近隣の方が自己の権利を主張するのは当然のことだと思います。
しかし、感情的になるのは得策ではないと思います。
感情的にならないための話し合いの場作りも私たち土地家屋調査士の仕事では?

今回は、不動産に関して境界についての問題です。
第三者であり境界の専門家として、公正にジャッジします。
後にしこりを残さないため、また、境界の専門家「土地家屋調査士」がいることを理解していただくためにも・・・。

最近、人と不動産との関係についてよく考えますね。