2005年5月18日

現在、会社設立の準備に取り掛かっています。

社名は、「有限会社みどり事務所」
定款の作成も完了し、現在登記申請をしている段階です。
社名の由来は、名古屋市緑区に所在しているから、ただそれだけです。

候補として、緑山事務所なんてのも考えましたが、
(名古屋市区左京からきています。)
ちょっと長すぎるなぁー。
なんて事から、単純に緑だけを取りました。
名前(ネームバリュー)は、後から付いてくるものだし、
気張ったものをつけても仕方ないって思いました。

ただ、名前、(私は佐原法人なので佐原事務所)
だけは絶対に避けようと思いました。
それは、現在は少ないなりに従業員がいます。
組織は、トップ一人で成り立っているものではなく、
人の輪、すなわち社員で成り立っていると考えるからです。
個人事業主であれば話は別かも知れませんが・・・。

そのような、私なりの勝手な組織論と言いますか、
こだわりと言いますか、哲学???うーーん・・
ただ単に、何も考えていないだけかもしれませんが、
みんなの努力によって成り立っている組織に対し、
自分の名前をつけるのは、やはり、おこがましい、と考え
ここだけは、どうしても譲れない部分でした。

ただ、ちょっとだけ指摘を受けたのが、
「何屋さんか分からないね。」
確かに、そのとおりです。
今は、分からなくても「みどり事務所」と言えば、
「これ!」って言う、将来へのブランド構築のための
スタートラインと考え、また、自分へのモチベーション、
プレッシャーとして漠然とした社名にしました。

このHPに使用している、
「土地家屋調査士佐原事務所」も
「土地家屋調査士みどり事務所」と
屋号の変更を行います。

正式なスタートは、6月1日となります。
皆さん、
「有限会社みどり事務所」
「土地家屋調査士みどり事務所」
をよろしくお願い申し上げます。

2005年5月17日

どうしてでしょう??
忙しすぎる毎日となってしまっています。
忙しいのは大変うれしいことですが、
それも度を過ぎるとつい悲鳴をあげたくなってしまいます。
でも、世の中は不景気と言われています。
どうなっているのでしょうか?

以下、私の雑感です。
私の回りでは、結構高額な不動産が動いています。
それも、外資が収益率の良い物件を購入しています。
それにつられてか、日本の商社も購入しています。
それらは、都心の一等地がほとんどです。
よーく観察してみると、ミニバブルの状態で、
最後のババを誰が引くかって感じです。

お金はあるとこにはある、無いところにはない。
って事でしょうかね。
でも、この変な状態はいつまで続くのでしょう?
バブルの崩壊で日本国民は学習したはず・・・。
でも、このあり様・・・。

本当にそれらのものは、必要とされているの?
それらは、正しい事なの?
本当のところはどうなんでしょう・・・。
でも、それって人間の物欲がある限り
エンドレスってことかも知れませんね。

バブルで思い出しましたが、日本のバブル期の
株高、債権高、金利高、ってケインズ経済学で
数学的に証明ってされたのしょうかねぇ??
ふと、思ってしまいました。
ご存知の方がみえましたら、ご一報ください。

今度の日曜日は、久しぶりに本屋に行く時間が取れそうです。
ちょっと、経済学の本でも久しぶりに買ってみますか!
何だか、意味の無い日誌になってしまいまたね。

2005年5月13日

連休明けから多忙な日が続き、更新がおろそかになってしまいました。

今週は、調査士会の部会、幹事会、委員会、といろいろな催し?がありました。
一週間の内、4日もとられてしまうと仕事ができるのが夜になってしまいます。
でも、夜は役所は開いてませんもんね。
困ったことになっていました。
でも、忙しい時のほうが、時間を有効に使えて
テキパキと事が片付くようなきがしますね。

うーーん、「用事は忙しい人に頼め!」
なんてことわざ、ありましたっけ?

と言ったわけで(どんな訳?)明日からまた、
マメ知識、業務日誌を再開します。
よろしくお願いいたします。

2005年5月2日

ヨットクルージング行ってきました!

同業者の方に誘っていただき、三重県津市から和歌山県勝浦まで
およそ26時間かけて行ってきました。
なんと言えばよいのでしょうか・・・・?
一言で言うと、乗船中は「非常に辛い!」の一言、船酔いです。
頭は重く、気持ちが悪く、立っていられない。

乗船して、30分位でこの症状が出てきました。
でも、誘っていただいた人に失礼になると思い、
はじめのうちは、から元気で頑張っていましたが、
段々と無口になる自分がいました。
分かっていても、どうにもならないのです。

今日は、業務日誌ならぬ、航海日誌を書きますね。
現在、5月1日午後11時、キーボードをたたいている今も
まだ体がふわふわと揺れています。
しかーし、また、行きたいと思うのはなぜでしょう・・・。

出航時刻4月30日午前4時、夜明け前に三重県津市のハーバーを出発!!
到着時刻5月1日午前6時、夜明けと同時に勝浦に到着。
都合26時間の長い船旅でした。

さてさて・・・下の地図が今回の発着地点です。
私は、5月2日は仕事ですので、1日の夜には名古屋に戻ってきたのですが、
他のクルーは、行ったからには戻ってこないといけません。
帰り道もクルージングです。タフな人たちですよ。

今回は、風が吹かないために、ほとんどエンジンで航行しました。
そのスピードと言えば、時速約6マイル 、分かりにくいですね。
時速に直すと、約10キロ!時速10キロと言えば、早歩きか、小走りですよね。
そんなスピードで、紀伊半島の先っぽまで行ってしまったのです。



↑私は、帰りは、勝浦から電車で名古屋に帰って来ました。その所要時間は、3時間半。
 この3時間半の時間の方が退屈でした。
 ヨットでの行きの、ながーい時間の時のほうが充実していました。


↑4月30日午前3時半起床。 夜明け前です。この船で行ってしまうのです。



↑出航前の整備、積み込みです。食料、燃料、水を積込みます。
 この写真は、水を補給しているところです。水さえあれば、何とかなるって言ってました。
 どのような状態をさして何とかなると言っているのでしょうね???
 まあ、漂流したとか、遭難、とかでしょうけど。
 なるようにしかならないってことでしょうね。


↑これも、運行前点検の様子です。
 でも、これはちょっと問題ありでした。
 船には、深度計と言うものがついています。海底まで何メートルあるか分からないと
 座礁する可能性がありますよね。特にヨットの場合は、キールと呼ばれる、重心を下に
 取るための重りのようなものが、2m近い長さでついています。
 この長さをを把握しておかなければ浅瀬に行った時にガリガリ!となりかねません。 
 
 でも、この時点で、船についている深度計の設定が分からなかったのです。
 海面からの深さか、キールの先からの深さか、船底からの深さか?
 そこで、重りを沈めて確認してみようとなってやっているところです。
 でも、よく考えてみると、今までもクルージングに何度も行っているのでは??
 え゜っ??今まではどうしてたの??
 この人たち、シブイぜ!なんだかワクワクしてきました。
 
 で、この写真に写っている人がまた凄いのです。
 後ほど、触れますが「男」でした。


↑これは、GPSといって、車で言うところのカーナビです。
 これがあれば、どこへでも行けてしまうのです。
 でも、これが壊れると、どうなるのでしょう?


↑午前3時54分同時刻に出航したヨットです。
 この写真はまだ伊勢湾の中です。波もなく穏やかですね。
 ここでも、またちょっとした出来事が・・・・。
 写真の船から、携帯がかかって来たのですが、やはり電波の状態が悪いみたいで
 会話ができないとのこと。ならば、無線機を使おうってことになったのですが・・・。
 下の写真に続く・・・・・。
 
 でもたしか、海上で携帯電話を使ってはいけないはずでは??
 まあ、気にしないで行きましょう!


↑そして、無線機を触っているところです。この写真人がメインのオーナーさんです。
 しばらく触って、デッキに上がってきて一言。 
 「この無線機壊れているよ。」
 「どうも、液晶の調子が悪いみたい。」何事もなかったかのように言っていました。
 私は「おーーーーい!!」って感じでしたが、まあ、なるようにしかならないとのことなので
 お任せするしかないですね。


↑これは、海図と呼ばれる、海の地図です。何が書いているかと言いますと、
 海岸線の位置、土地の高低、水深、底質、方位(真方位、磁方位、コンパス方位)、
 橋桁下の高さなどです。GPSがなかった時代は、この海図と分度器、三角定規を使って
 航行していたとのことです。極端なことを言うと、海図がなくてもGPSがあれば、
 大抵のところへ行けてしまうらしいのです。


↑これは、二見町の「夫婦岩」です。かすれてちょっと見にくいかもしれませんが、
 しめ縄が見えます。私は、初めてこの夫婦岩を生で見ました。 それも、海側です。
 この写真、ヨットから10倍ズームで撮影したものです。
 肉眼では、かろうじてしめ縄が見える程度でした。


↑途中立ち寄ったした港です。船での航行の際、到着した漁港の管理組合に一言言えば、
 いつでもどこでも入港しても良いとのこと。飛行機を飛ばす際に必要なフライト計画
 みたいなものを提出しなくても良いらしいのです。でも、北海道はダメらしいです。



↑大王崎灯台です。中を見るのにお金が必要でした。


↑この大王崎で、昼ごはんです。ここでは上陸して、おいしいカツオ茶漬けをいただきました。
 でも、写真を撮るのを忘れてしまいました。と言うより、気持ち悪くて、
 そこまで頭が回りませんでした。
 今回食べたカツオ茶漬けは、目的としていたものではないとのこと。
 いつも行く、お店屋さんが開いてなくて仕方なしにお隣の店にってことでした。
 いつもの店のほうが、味よし、値段も安く、ボリューム満点だそうです。
 でも、いつもって一体何回来ているの??と思いましたが・・・。

 今回でも、十分旨かったかったですよ。
 ちょっとレシピを・・・
 カツオを漬けにしたものをあったかいご飯の上に乗せる。
 薬味として、ねぎ、しょうが、刻みのりをパラパラとかける。これだけです。
 そして食べ方は、まず、鉄火丼状態のまま半分食べる。
 その後、ダシかお茶をかけてさらさらと食べる。こんな感じです。
 でも、それは丼で一杯食べて、二杯目にお茶漬けで食べたほうがもっと幸せかも・・。



↑それは、大王崎を出てしばらく経ってからのことでした。
 海面に漂流物が見られたため、避けながら航行していました。
 しかし、避けきれないため、スクリューに藻が絡まってしまい、航行が困難になってきました。
 スピードが上がらないのです。「これは、とらないとダメだね・・・」
 取るって言っても、海の中!???

 何か技でもあるのか?と思っていた所に、「何でかしらないけど、俺海パン持っているだよ。」
 え゜ーー???海に入るの??と思っていた所、その人はもう裸になっているではありませんか!
 おまけに水中眼鏡までしているでは・・・・。恐るべし海の男!
 すると、船尾から海の中に、「ちょっと冷たいかな?」とか言いながら、除去作業を・・・・。
 その様子が上の写真です。

 南に来ているとはいえ、まだ5月ちょっと冷たい所ではないと思います。
 それを、平気で海に入ってしまうのです
 その後がまた凄い!ヨットについているシャワーを簡単に浴びて、
 「乾くまでこのままでいるよ」って、濡れた海パン&裸でいるのです。
 で、回りの人たちも当たり前のように平然としている。
 やっぱり、シブイぜこの人たち!久しぶりに感動しました。
 


↑往路の到着地 勝浦です。長ーーーい船旅でした。そして、苦しい船旅。
 この時点で、5月1日午前5時40分。
 津を出てから、25時間と40分。このときの感覚では、もう3日くらい
 経っているかのような感覚でした。久しぶりに長い一日を経験しました。
 常日頃は、時間に終われる毎日、一日があっという間に終わってしまいます。
 でも、この日ばかりは、24時間が3日くらいの感じでした。
 これって、充実しているってこと???


↑ここホテル浦島で、温泉に入って、ランチバイキングをいただきます。
 ここでもびっくり!温泉6箇所入り放題、ランチはバイキングなので当然食べ放題!
 で、トータル1500円!!当然税込みです。すごく安いではないですか??
 
 ここでは、温泉2箇所に入り、サッパリしたところでバイキング。
 さらに、サッパリしたところで再度温泉にそれも、2箇所! 合計4箇所の温泉に!
 欲張りすぎかも・・・。でも、ヨットでの疲れが一気に飛んでいきました。
 
 ここの温泉は、洞窟、露天とバリエーションに飛んでいて、かなでも「山上館」と
 呼ばれる温泉は、エスカレータを3つ乗り継いで山頂まで行くのです。
 そのエスカレーターの長さが半端でない。一台のエレベータで下から上を見上げると
 降りるところは、遥か先。こんなの見たことないって感じです。
 それが、3台びっくりこきますよ。皆さん一度行って見てください。 


↑話は前後してしまいすが、いよいよ往路の目的地、勝浦に着岸です。
 5月1日午前6時。定刻どおりの到着です。


↑着岸後もゆっくりできる訳ではありません。船の中の片付け、整備をしなくてはなりません。
 それに何より、朝ごはんを食べなければなりません。
 私は、船に酔っていても、体調が悪くても腹だけは減るのです。
 不思議です。 


↑朝食後の散歩に市場に行ってきました。
 勝浦といえば、やはりマグロですよね。このときも、大きなマグロが転がっていました。
 とおり過ぎている人と比べてみてください。大きさが分かります。
 決して、遠近法ではありませんよ。 
 でも、このマグロいくらぐらいするのでしょうかねえ?


↑場面が変わって、なにやらお兄さんたちが、じゃんけんをしていました。
 じっと見ていたら、コーヒーじゃんけん、これは日本全国共通みたいですね。

この後、ホテル浦島に行き、温泉と昼食をいただき、
私は一足先に名古屋に電車で帰ってきました。
紀伊勝浦から名古屋までは、特急で3時間半。寝ていればあっという間です。
帰りの電車の中で、思いにふけっていると、不便な環境で、大変な思いをして
目的地にたどり着いて覚える感動と、電車で快適に来て覚える感動とでは、
雲泥の差があるって思ったものです。
たった26時間ぶりのお風呂と、ごく普通のランチバイキングにこんなに感動するとは
思いもよりませんでした。

便利になり、快適な環境で生活をしていると、人間の感覚は鈍ってしまい、
些細なことでは感動がなくなってしまうのでは・・・と感じました。
たった26時間の船旅でしたが、いろいろな経験、感動を覚えることができました。
これは、経験したことがある人でなければ分からないことでしょう。きっと。
次回があれば、きっとまた参加すると思います。
そのときには、また違った感動をここに記載させていただきます。
まだまだ、書きたいことはたくさんありますが、この辺で。

クルーの皆さん、大変お世話になりありがとうございました。
また、次回よろしくお願いいたします。