2005年4月1日

今日から新年度です。

桜の咲く季節となりました。
(まだ、名古屋ではつぼみは固いようです。)
この時期、というより、今日から新たな年度が始まります。

新しい職場K、新しい学校、環境での生活が始まる日でもあります。
不安と期待が入り乱れて居る人も見えるかもしれませんが、
それは、自分に自信を持って行動することにより、
拭い去ることが出来るかもしれません。
また、不安の先に新たな幸せも隠れているかもしれません。
どうか、プレッシャーに押しつぶされないで、頑張ってください。

私共、佐原事務所も桜の咲くこの季節、
また新たな気持ちで、ガンバッテ行きたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、新年度といえば新たな環境で生活を
始められた人も見えるかと思います。
戸建であったり、マンションであったり・・・。
さらに、賃貸であったり、分譲であったり。

今日は、たまに質問される事柄で、
マンションは、賃貸と分譲どっちが得なの?
といった、事柄について述べてみたいと思います。

賃貸派の人の意見を聞いてみると・・・
分譲マンションは・・・
・ローン金利は、ドブに捨てるようなもの。
・入居と同時に、資産価値が下がる。
・金利の上昇が読めないから、生活設計が立てられない。
・飽きても、引っ越すことが出来ない。
・ローンが終わった頃に陳腐化の恐れがある。

分譲派の人の意見を聞いてみると・・・
賃貸マンションは・・・
・家賃は、ドブに捨てるようなもの。
・いつまで経っても自分の物にならない。
・賃貸に比べて、内装が豪華。
・税制上の優遇措置がない。

とまぁ、それぞれの立場によって、意見も違ってくるものです。
じゃあ、結局のところどれを選択するのがいいの?
ということになります。
それは、人それぞれ、ライフスタイルがありますよね。
そのライフスタイルに合ったものをチョイスすればいいのでは?
という回答に行き着くのではないかと思います。

身軽で居たい人は、賃貸で、
こだわりのある人は、分譲で。
いずれにおいても、リスクはつきものです。
購入後、入居後のリスクを視野に入れて考慮すれば良いと思うのです。

分譲であれば、いずれは自分のものになると思って購入しても、
終身雇用制度がなくなりつつある今では、
不測の自体がいつあっても、おかしくはありません。
例えば、購入後10年後にリストラされたとき、資産価値は下がり、
ローンも、まだ25年残っていれば、売るにも売れない状態になります。
また、管理組合のこと、購入後のメンテナンス、
ライフスタイルの変化、転勤などなど・・・。

賃貸であれば、今はあまり言われなくなりましたが、
老後は借りられなくなる。
家計のバランスシートに、不動産が計上されない?。
防音などの、住環境が劣る。

となってくるかと思います。
いずれにしても、お買い時、当店のお薦め賃貸物件と
言った言葉に惑わされずに、自分ライフスタイルに合う
ものを選択するのがベストではないでしょうか?

不動産というものによって、人が不幸にならない為に、
ご自身のライフスタイルを今一度再認識されるのも良いかも。

幸、不幸という言葉を考えながら、この日誌を書いていたら、
昔読んだゲーテの本での中から、こんなフレーズを思い出しました。

「喜んで事をなし、なされた事を喜ぶ人は、幸福である。」